01 / SUMMARY
『POPS』全16曲の音源が解禁。昔から知っていた曲の答えも見えてきた
2026年9月29日0時、Mrs. GREEN APPLE 6thオリジナルフルアルバム『POPS』の全16曲がデジタル先行配信されました。CD発売は9月30日ですが、音源はすでに全曲聴けます。
収録曲が発表されたときから気になっていたのが、「シンデレラ」「禁じた遊び」「ア・ポステリオリ」の3曲でした。音源が出たことで、発売前に気になっていた部分もかなり見えてきました。
シンデレラは昔の未発表曲「Cinderella」が土台になっていて、禁じた遊びも過去のデモと共通する歌詞を確認できました。Really Reallyは2018年のライブ披露から約8年を経て正式に音源化。Varietyもライブが先だった曲です。
9月29日0時から全曲デジタル配信開始。CDは9月30日発売です。
Really Reallyは2018年に披露済み。Varietyも音源化前に8公演で披露されています。
シンデレラと禁じた遊びは、過去に知られていた未発表曲・デモが元になっていることを確認できました。
『POPS』CDに封入されているHarmony CODE(ハーモニーコード)をHarmony2最速先行で使う場合は、Harmony CODEの場所・14桁コードの取り方・必要数・申込ルールを別記事でまとめています。
02 / TRACKLIST
『POPS』全16曲。9月29日から全曲聴ける
9月29日のデジタル先行配信で、全16曲の音源がそろいました。下の一覧では、先行配信されていた曲と、今回初めて音源が出た曲、音源化前からライブで披露されていた曲が分かるようにしています。曲名を押すと各楽曲ページへ移動できます。
Really Reallyは2018年にライブで披露済み。シンデレラや禁じた遊びにも過去の未発表音源・デモにつながる要素があります。曲名の発表日と、曲そのものが生まれた時期は別です。
商品・収録情報:UNIVERSAL MUSIC公式特設サイト
03 / A POSTERIORI
「ア・ポステリオリ」と「ア・プリオリ」。タイトルだけでは終わらなかった
Mrs. GREEN APPLEには、2018年8月1日発売のシングル「青と夏」に収録された「ア・プリオリ」があります。「ア・プリオリ(a priori)」と「ア・ポステリオリ(a posteriori)」は、もともと対になる哲学用語です。
a priori。「より先なるものから」が原義で、近代認識論では経験に依存しないことを指します。
a posteriori。「より後なるものから」が原義で、近代認識論では経験に基づくことを指します。
音源が出て歌詞まで読むと、気になるのはタイトルだけではありません。「ア・ポステリオリ」では他人や人間そのものを冷めた目で見る言葉が続きますが、最後にはその視線が自分自身にも返ってきます。経験を重ねる中で変わっていくのは他人だけではなく、自分も同じだというところまで進んでいるように読めます。
「経験に先立つ」ア・プリオリと、「経験を通して得られる」ア・ポステリオリ。公式から続編やアンサーソングだと発表されているわけではありませんが、8年を隔てた2曲を並べて聴くと、タイトルだけでなく人間を見る視線にもつながりを感じます。
「ア・プリオリ」収録情報:Mrs. GREEN APPLE公式「青と夏」 / 用語:コトバンク「ア・プリオリとア・ポステリオリ」
04 / CINDERELLA
「シンデレラ」は、昔の未発表曲「Cinderella」が元になっていた
過去のInstagram Liveなどで知られていた未発表曲「Cinderella」。9月29日に公開された「シンデレラ」を聴くと、この曲が土台になっていることは確認できます。
ただ、そのまま録り直したような仕上がりではありません。昔の「Cinderella」を知っていると分かる部分を残しながら、メロディや音の重なりはかなり作り込まれ、今のMrs. GREEN APPLEの曲として大きく仕上がっています。
長く断片だけが残っていた曲が、時間を経て正式音源になりました。昔の音源を知っている人ほど、残った部分と変わった部分の両方を聴き比べたくなる曲です。
05 / REALLY REALLY
Really Reallyは2018年のライブ披露から約8年越しで音源化
Really Reallyは、今回初めて存在が分かった曲ではありません。JAM'S LIVE TRACKERのライブ履歴では、2018年9月8日(土)「ENSEMBLE TOUR ~フェット・ドゥ・ラ・ルージュ~」幕張メッセ公演で披露されています。
そこから約8年。9月29日の『POPS』デジタル配信で、ようやく正式な音源として聴けるようになりました。
幕張メッセ 国際展示場 2ホール。この日に現地で聴いていた人にとって、Really Reallyはすでに「回収済み」の1曲です。
ライブで聴いた記憶がある人にとっては、長くライブ履歴の中に残っていた曲がようやく作品として手元に来た、という感覚に近いかもしれません。
06 / VARIETY
Varietyは音源化される前に、すでに8公演で披露されていた
Varietyも、音源よりライブが先だった曲です。アルバム特設サイトでは以前から収録予定曲として名前が出ていて、ライブでも8公演で披露されています。
JAM'S LIVE TRACKERの登録データでは、FJORDの2公演と、2026年「ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~」の6公演、合計8公演で披露されています。
MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~
FJORDのセトリを見る →ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~
イ/ミュータブルのセトリを見る →9月29日に音源が出たことで、ライブで先に聴いていた曲を改めてアルバムの流れの中で聴けるようになりました。Varietyの楽曲ページでは、これまでの披露履歴を確認できます。
07 / 禁じた遊び
「禁じた遊び」は、昔のデモが元になっていた
「禁じた遊び」は、2017年頃から未発表曲として存在が知られていた曲です。2017年5月26日付の非公式botアカウントにも、今回の曲につながるとみられる記録が残っています。
9月29日に公開された音源と過去に残っていたデモを照らすと、共通する歌詞を確認できました。少なくとも、昔から知られていた「禁じた遊び」が今回の曲の土台になっていると見てよさそうです。
約9年前から断片が残っていた曲が、2026年のアルバムに正式収録されたことになります。Really Reallyよりさらに前から存在していた曲が、ここでようやく形になりました。
過去ログ:2017年5月26日付のbot投稿
08 / JAM'S LIVE TRACKER
JAM'S LIVE TRACKERでは、『POPS』16曲をどう扱う?
『POPS』全16曲は当サイトの楽曲データにも反映しています。ここでは、「セトリで選べる」ことと「ライブで回収済みとして数える」ことを分けています。
- アルバム全16曲をセトリメーカーで選択
- 全16曲の楽曲詳細ページを閲覧
- Really Really / Varietyを回収曲として集計
- 『POPS』のDiscographyから16曲へ移動
- 共犯、シンデレラ、本と彗星
- ア・ポステリオリ、エピソード
- プロジェクト4、瞞し、禁じた遊び
- 正式なライブ公演での披露をまだ登録していないため
シンデレラや禁じた遊びに昔のInstagram Liveやデモ由来の曲があっても、JAM'S LIVE TRACKERの「回収」は実際に参加できるライブ・イベントで披露された曲を基準にしています。音源の来歴と回収集計は分けて扱います。
09 / AFTER RELEASE
音源解禁で、発売前に気になっていた3曲を答え合わせ
収録曲が発表された時点では、曲名や過去の記録から想像するしかなかった3曲も、音源が出たことでかなり見えてきました。
- シンデレラ:昔の未発表曲「Cinderella」が元。メロディや音の作り込みは大きく変わり、今の形に仕上がっている。
- 禁じた遊び:過去のデモと共通する歌詞を確認。2017年頃から知られていた曲が土台になっている。
- ア・ポステリオリ:「ア・プリオリ」と対になるタイトルだけでなく、人間を見る視線にもつながりを感じる。ただし公式に続編・アンサーソングと発表されたわけではない。
『POPS』を聴いて面白いのは、新しい9曲の中にも、昔から断片を知っていた曲やライブで先に聴いていた曲が混ざっていることです。昔の音源やライブ履歴を知っていると、同じ16曲でも見え方が少し変わります。
過去のInstagram Liveやライブで聴いた記憶、古い投稿など、「この曲にも昔の音源があった」という情報があれば情報・リクエストからどうぞ。

